高齢犬に気をつけてあげるべきこと

高齢犬が気をつけるべきこと

1.高齢犬が増えてきました

 今は特に体に悪いところはなくて、年をとったとしてもこのままの健康な状態でいられると、多くの皆さんは思っておられると思いますが、そんなことはありません。40才、50才と年齢を重ねると、どこかしこ何かしら具合が悪くなってくるものです。そういうわたくしも、最近、どういうことかはわからないのですが、なぜか、両手の腕が痛いという症状の見舞われております。朝、起きると、なぜか、腕がひどく重く、だるいのです。早いところ、医者にはみてもらおうかと考えています。
 さて、ペットとして犬を飼われている方も多いと思います。昔と違い、ペットは大事にされますので、高齢化してきています。栄養環境の変化もありますが、お薬や病院に連れていく回数が多いなどの健康面の環境の改善が大きいと思います。昔は、10才ちょっとぐらいで犬が寿命を迎えるというパターンが多かったのですが、最近では、15才の犬などはザラにいます。

 

2.老犬がなりやすい病気とは

 犬も人間と同じく、年を取ってくると、そこかしこが調子が悪くなってくるものです。関節炎、痴呆症(認知症)、便秘などは、老犬によくみられる不具合の例です。また、犬の白内障も老犬に起こりうる病気です。

 

3.老犬と白内障

 犬と白内障の関係ですが、老犬になると白内障を発症しやすいことはそうなのですが、白内障の原因としては、いくつかのものがあることが知られています。
(1)遺伝によるもの、(2)基礎疾患によるもの、(3)有害物質によるもの、などがあります。

 

(1)遺伝によるもの、ですが、そもそも白内障になりやすい犬種がいるということです。好発性疾患と呼ばれるものですが、知られているものとしては、ミニチュアシュナウザー、トイプードル、シベリアンハスキー、アメリカンコッカースパニエル、ゴールデンレトリバー、などがあります。ミニチュアダックスフンドも該当します。
(2)基礎疾患によるものは、病気によって白内障を引き起こします。糖尿病の発症は白内障を引き起こす可能性があります。他の病気としては、低カルシウム血症、ブドウ膜炎などがあります。
(3)有害物質により白内障の発症する場合もあります。誤って、毒物を摂取してしまったというような場合です。ナフタリンなどが知られています。

 

4.白内障の治療方法

 白内障の治療方法としては、手術が一般的です。手術では、白く濁ってしまった水晶体を取り除いて、眼内レンズを入れます。手術自体は難しいものではありませんが、費用が高いのが問題となります。犬といえども手術を行えば、高度の医療技術を使って、工数、手間がかかりますので、数十万円の費用がかかります。
 重度の白内障になると、周りがすっかり見えなくなるわけですから犬がほとんど行動しなくなります。散歩に行けなくなり、生活に支障が出ますので、だましだまし余生を過ごすのか、手術に踏み切るのかを決める必要があります。ペット保険に入っていれば、多少負担を減らせると思います。

 

 もう一つの白内障治療方法としては、点眼薬によるものです。つまり、犬の白内障の薬です。ライトクリーンと呼ばれるもので、人間用の白内障点眼薬を犬用にそのまま展開した商品です。ただし、白内障の早い段階で、症状の進行を止めるぐらいの効果しかなく、水晶体の濁りを減らす効果がないようです。

 

5.まとめ

 犬とはいえ、白内障になることは生活に支障が出ますし、なんといっても飼い主に大きな負担が生じることになります。定期的な目の健康診断を行って予防をしておきたいところです。